中西モトオ先生が手掛けた小説であり、単行本や文庫本にまでなった人気作品である『鬼人幻燈抄(きじんげんとうしょう)』。
アニメにもなる予定となっている事を踏まえると、かなり人気があるのもうなずける話でしょう。
そんな『鬼人幻燈抄』ですが、舞台が江戸時代から平成時代となっているので、かなりの人数が登場しています。
なので『鬼人幻燈抄』の登場人物がどの位いるのか、気になったので纏めてみました。
あらすじ、見どころ、感想についても合わせて紹介していきます。
それでは『鬼人幻燈抄の登場人物一覧!あらすじと見どころや感想も紹介』一緒に見てきましょう。
鬼人幻燈抄の登場人物一覧!
まずは『鬼人幻燈抄』の登場人物を紹介していきます。
調べられるだけ調べた結果、全員じゃないにしてもこれだけの人物が登場しました。
甚太
葛野で巫女守をしている男性であり、主人公。鬼との戦いで鬼になり、鬼になって白雪達を始末した妹の鈴音を見つけるために、甚夜と名乗って旅に出る
白雪
葛野で巫女をする女性で普段は真面目だが、甚太とかの前で年相応な態度をとる。甚太と両想いだが葛野のために別の男性と結婚する事に決めたが、鈴音に始末される。
鈴音
甚太の妹で甚太には兄妹以上の思いを寄せているが白雪がいたため諦める。
しかし、白雪が別の男性と結婚すると知って思いが爆発して鬼になって白雪を始末するが、甚太に拒絶されたためこの世を破壊しようとする。
善二
須賀屋の手代をし、実力は余りないがいい男性なので人気が高い。
奈津
須賀屋の娘。今の父親とは血が繋がらない養女で、少しでも義父との繋がりを欲しがったがゆえに鬼へと変貌してしまう。
重蔵
須賀屋の主人であり、甚夜の実父でもあり、鬼に始末されてしまった。
おふう
蕎麦屋『喜兵衛』の看板娘で鬼であり、甚夜よりも年上で甚夜とは長い間と関わりを持ち続けていた。
茂助
姿と気配を消す能力を持つ鬼で自分の妻を誘拐して始末した人物を探し、鬼を見つけるも逆にやられて甚夜に力を渡す。
秋津染吾郎
三代目の名を持つ細工職人であり、実力を磨いた事によって付喪神が宿って操る事が可能となった。
鬼人幻燈抄のあらすじ
『鬼人幻燈抄』のあらすじ紹介していきます。
時は江戸時代、甚太と妹の鈴音は家から出て行ってあてもなく彷徨っていると元治と出会って、葛野(かどの)の村に連れてこられて彼の娘の白雪と生活をするようになりました。
それから月日が流れ、甚太は18歳になっていて、葛野が信仰する土着神に祈る巫女を守るための仕事である巫女守の任についていたのです。
そんなある日、甚太は村の近辺に出現した鬼を始末するために動き、撃破する事に成功するもその鬼の力を得てしまい、鬼へと変貌してしまいました。
しかも間が悪い時に別の鬼が村を襲撃し、白雪が始末され、しかも始末したのが鬼になった鈴音で、彼女は去っていきます。
更に予言では鈴音は170年後に人間を滅ぼす鬼神となり、永久に闇を支配する王となるとされていたのです。
甚太は名前を甚夜とすると、鈴音を見つけるために様々な時代を過ごすことになりました。
鬼人幻燈抄の見どころ
次は『鬼人幻燈抄』の見どころを紹介します。
見どころは鬼という存在です。
『鬼滅の刃』とかでは鬼の首領たる存在の力によって鬼へと変貌していきますが、この作品ではそうではありません。
この作品での鬼は人間がそのまま鬼になっていきますが、きっかけは強い感情が爆発したときとなっています。
実際、この作品で鬼になった人は強い怒り、嫉妬、悲しみ等様々な感情が爆発した事で変貌しているのです。
悪さを働く鬼もいますが、普通に鬼であることを隠して生活している者達もいるのも特徴的となっています。
どういう経緯で鬼へとなってしまったのかも見どころと言えるでしょう。
鬼人幻燈抄の感想も紹介
次は『鬼人幻燈抄』の感想を紹介していきます。
感想としましては思っているよりも人情話である事に驚いたと言う意見が多くありました。
鬼と戦う話となっているので殺伐となっていたり、ドロドロした展開になるんじゃないかと思っていた人は多くいたでしょう。
しかし蓋を開けてみると、甚夜と他の人達の交流もあったりしていましたし、その影響で甚夜は復讐以外にも考えるようになっていきました。
その事で暗い感じの話になる事はありませんでしたし、戦いのシーンでもグロい感じではなかったので見やすいと感じる人もいたのです。
鬼人幻燈抄の登場人物一覧!あらすじと見どころや感想も紹介まとめ
以上が鬼人幻燈抄の登場人物一覧を紹介しつつ、あらすじと見どころや感想も紹介していきました。
登場人物は少なく見積もっても9人いて、他にもいると思いますが情報がなくて載せれませんでした。
あらすじは甚太と妹の鈴音は家出して白雪がいる葛野で暮らすことになり、時が経過して甚太と鈴音は鬼になり、しかも鈴音は白雪に手をかけたので甚太が鈴音を見つけるために旅に出るものです。
見どころは鬼という存在です。
感想は殺伐とした話になりそうだったけど、甚夜と他の人たちとの交流による人情話が主だったのには驚いたと言う感想がありました。
興味が出てきましたら、是非とも読んでみてくださいね。
最後までご覧いただき、有難うございました。
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